バラナシ編④【ガンジス川の聖なる礼拝儀式、プージャに行ってみた!】〜インドの聖地、ガンジス川のふもとで暮らす人々と〜
ガンジス川沿いで毎晩行われる儀式「プージャ」
バラナシに至っては、交通手段と宿以外は特に下調べをせずに楽しむスタンスでいこうと決めていた私。
その通り、流れに身を任せる形で過ごしていました。
夜まで少し休み、18時半前にガンジス川へひとり向かいます。
すると付近は人がいっぱいで、全く前が見えない(笑)
するとさっき会ったインド人に遭遇。
「この建物に入って上に行こう!そっちの方が良く見えるから!」
ガンジス川沿いに建つホテルなのかな?建物
とのことで、入っていいなら遠慮なく入ることに。
(※ここから写真がないので、動画をご覧ください☆)
ちなみに、建物入るのに入り口で何故か500ルピーを請求されました。
あなた誰??笑
という感じですが、プージャ見たいのでそのまま素直に払って上がります。
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上に上がると、ガンジス川と集まる人々の様子がよく見えます。
その独特の雰囲気と人の多さに圧倒されつつ、ものすごいパワーに溢れていて思わずはしゃいでしまいました☆
インド人の他に、西洋系の観光客らしき人たちがたくさんいます。
ヒンドゥー教におけるプージャーとは?
ヒンドゥー教における神像礼拝の儀礼。供物を神像に直接ささげ礼拝する儀礼を中核とする。バラモン教の伝統にのっとったヤジュニャyajña,すなわち祭火に供物をささげ神々に犠牲をおくる儀礼を中心にした祭式と対照をなす。日々家庭で水,食物,花などを神像にささげる簡単なものから,寺院や祭りの場で詳細な儀軌にもとづいて祭官が執行するものまで,形式は多様である。基本は賓客のもてなしと同様の方法で神像を供養することで,蜜を混ぜた飲物マドゥパルカを賓客に供する,ベーダ時代の賓客歓待の儀礼に従うのを最善とする(〈プージャー〉の語は,このマドゥパルカを〈混ぜて供する〉を意味するサンスクリット〈プリチpṛc〉を語源としている)。
https://kotobank.jp/word/プージャー-1201239
簡単に言い換えると、神様をお客様へのおもてなしをするような形式で、生活の中で使う自然のもの、食べ物、穀物を捧げるような儀式なんですね。
ここの建物以外にも、ガンジス川沿いではあちこちでプージャが行われているのが見えました。
これが毎晩行われていると思うと、すごいことですね〜。
この地域の人々が、古くからの伝統をいかに大切にしているかを感じます。
(・・・若干、観光名所として使われている面も見られますが)
神様に対して礼拝を行っている儀式ですが、元をたどると自然に対する感謝、ここでは生活の一部として欠かせないガンジス川への感謝の思いがあるのではないかな〜、と個人的には考えていました☆
どんなに文明が発達しても、私たち人間は自然から生まれた動物ですし、食べるものも自然からいただいているもの、当たり前に使ったり飲んでいる水や空気も、全部自然からもらっていることは忘れてはいけないな〜。
と思い出させてくれる時間でした。
ここの建物の鍵を持っているオーナーの息子?らしき人がさらに上まで案内してくれました。
私が日本人女性で一人でウロウロしていたからか、みんな特別優しいというか優遇されたような気がします(笑)
せっかくの好意なので、建物の中はたくさん探検させてもらいました。
プージャは大体1時間ほど続きます。
私が今まで経験した、夜に多くの人が集まって何か1つのことに集中するといったら
ライブ、EDMのイベント、クラブ、といったいわゆるフェス系ばかりだったのですが(笑)
こういった何かに感謝を捧げることにたくさんの人々が集まって、特別言葉を交わさなくてもなんだか楽しい気持ちになるんだな〜と気づきました☆
プージャが終わった後、下に降りていきます。
女の子から花とロウソクが乗ったもの(名前分からん)を10ルピーくらいで買って、ガンジス川に流します。
そばにいたインド人の話によると、これを祈りを込めながらガンジス川に流すと幸せになれるそうです。
(ホントか!!って一瞬思いますが、素直に思いを込めて流します)
今に始まったことではありませんが、周りは結構カオスです(笑)
みんな本当に沐浴してる・・・!!
今日、日本は台風19号の上陸で大騒ぎだけども。
仕事も休みになって、どこのお店も交通機関も今日はお休みになっています。
きっと今夜もバラナシではプージャが行われていることでしょう・・・。
バラナシ 編⑤に続く・・・